厚生年金保険料率が高すぎない!?解決方法はあるのか?
こんにちは、つじぽんです。
サラリーマンであれば毎月の給料から必ず天引きされる厚生年金の保険料ですが、結構頻繁に保険料率が変更されてきたことを知っていましたか?
厚生年金の保険料率は、17年前と比べて35%も上がっています。
いまの年金制度を維持し続けることが難しいのではないかと思いながらも、年金制度についてよく知らないことが多かったので、少し勉強してみました。
特に20〜30代の人に知っていてもらいたいです。
今回の内容は
①厚生年金保険料の歴史を振り返り
②年収400万円だったら厚生年金保険料はどう推移してきたか
③僕の改善案の提案
過去30年間の厚生年金保険料の歴史
データは日本年金機構のHPから誰でも見ることができます。
上のグラフは1989年〜2018年の厚生年金保険料利率の推移です。
まずはグラフの中央部に注目してください。
厚生年金保険料率は2002年まで17.3%だったのが、2003年に突然13.5%に下がりました。
実は私も始めて知りましたが、2003年を境に厚生年金の保険料率の仕組みが大きく変わりました。
2002年までは、給与と賞与の保険料率が別で、グラフには給与の保険料率が示してあります。
賞与の保険料率はずっと1%でした。
なので、給与を少なくして、賞与を増やすことで、会社としても厚生年金の保険料を低く抑えることができたのです。
ところが、2003年から賞与にも給与と同じ保険料率がかけられることになりました。
その結果、グラフでは保険料率が下がっているように見えますが、実際に年間に支払う保険料は少し増えています。詳しくは次のグラフを見てください。
年収400万円の厚生年金保険料の推移
年収400万円の人が支払う厚生年金保険料をグラフにしました。
ここでは、1980年から年収がずっと400万円の人を想定してみます。
賞与を4ヶ月分とすると、1年間で給与が300万円、賞与が100万円となります。
この条件で厚生年金の保険料を計算したのが、下のグラフです。
30年前と比べて、年間の保険料が約2倍に増えています。年率換算すると平均で毎年保険料が3%増加してます。
30年前と比べて手取りが年間35万円、月2万円少なくなっているということです。
2017年以降は保険料率の上昇は止まっていますが、高齢化が進んでいけば、また増えていくでしょう。
ちなみに健康保険料率も30年前から1.7%上がっています。
親が現役の時よりも、なんとなくですが、いまの方が生活が厳しい気がしていましたが、やはり色んなコストが上がってきているということなんでしょうね。
ちなみに給料は過去30年間ほとんど変わっていません。
興味のある人は下のリンクから見れます。
現行の年金制度は今の日本の人口構造には合ってないと思います。このままでは維持できないというのは、私みたいな経済の素人でもなんとなく分かります。他にもいろいろと細かいところで課題はあると思いますが、それは今後、勉強していきたいと思います。海外の状況についてもまとめられれば、面白そうだなと思っています。
改善案の提案
移民の受け入れ
高齢化が進んでいるのは日本だけではなく他の先進国も例外ではありませんが、世界全体で見ると人口は増加傾向しています。日本は移民を積極的に受け入れるべきだと思います。移民を受け入れて働く人口を増やすことで、あっさり解決できると思います。